Photoshopを使ってウィッグの不具合を修正する

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 本日はPhotoshopでウィッグを簡単な修正をしてみたいと思います。現場ではちゃんと確認したつもりでも、部屋のモニタで見ると「あっ・・・。」ということは無いでしょうか。

 その納得いかない状態で公開するのか、折角のお気に入りの写真でもその為だけに公開しないのもどちらも良い選択ではないと思います。

 人間ミスは付き物です、きっちり修正して出せばよいだけの話です。

 1例目はこんな写真です。毛量の少ないウィッグだったので、後部に地肌が見えている部分があります。また前方脇には不自然な隙間があり、疲れた印象です。まずはこの写真を修正していきます。

 今回もまたソフトは「Adobe Photoshop Elements 2025」を用います、うちのバージョンは2020年ものなので細かな所では差異があるかもしれませんが、基本は同じです。


Adobe Photoshop Elements 2025

 今回の修正は近くから髪の毛をコピーして移植するという内容です。矢印のスタンプツールを用います。

 ブラシは周囲がボケているもので地肌が見えている部分の幅より少し大きい位が作業しやすいでしょう。今回は赤丸位の大きさのブラシを使用して、赤丸の場所から左へ画像をコピーします。

 「Alt」を押しながら赤丸で左クリック(起点設定)、カーソルを左へ持っていき地肌の下側で左クリック、左クリックをしたままカーソルで地肌部分をなぞれば地肌部分に髪が生えてきます。

 後ろ側の地肌は解消したので、今度は前側脇の隙間を修正します。

 まずは不自然感の出やすい髪の毛の先端からです。髪の毛の先端は髪の毛の先端をコピーするのが良いのですが、すぐ隣は髪が乱れていてコピーしにくいです。そこでもう少し中央側の赤丸付近の先端部分をコピーします。

 赤丸部分で「Alt」を押しながら左クリック、そしてコピーしたい部分にカーソルを持ってきて左クリック、これを何回か繰り返して写真の様に髪の毛の先端部分をコピーします。

 ブラシの大きさは赤丸位、目の上部にコピー元の肌がコピーされない程度のものを用いてください。

 上側は先程の地肌同様に脇からコピーを繰り返して髪を生えさせます。これで完成です。

 改めて元写真と見比べると、何となく元写真がみすぼらしく見えます。

 以前もお話ししましたが、写真が上手い下手、修正をして良いか否かの話ではなく、愛娘を第三者に見せる時はやはり最良の状態で見せてあげたいものです。

 今度はウィッグの傾きに対処します。カメラの小さいファインダーで見た時はOKでも家に帰ってパソコンで見たら「!!」ということは無いでしょうか。これも今回はスタンプツールを使って直していきます。

 但しこんなパッツンカットの場合、一直線に綺麗に生え際を描くのは難しいかもしれません。そこで今回は違和感ないレベルに持っていって誤魔化すというニュアンスで作業をすすめます。

 今回の基本的な考え方は右側の先端を左側に移植してバランスをとるという考え方です。「左側の髪の先端を伸ばすという考え方ではダメなのですか?」という話なのですが、やってみると分かりますが、上手くいきません。

 右から左への考え方の方が楽だと思います。赤丸位の大きさのブラシで、先程の様に「Alt」+左クリックで起点を設定し、左クリックでコピーします。

 コピーした時元の毛先と、コピーした毛の間に肌色の隙間が出来てしまった場合は、そのまま左クリックしたままでブラシを少し上に持っていき、元の毛とコピーした毛を繋げて下さい。

 作業中です。実際に作業する時は矢印の虫眼鏡をクリックすると拡大しますので、作業しやすい大きさに拡大して作業しましょう。「Alt」を押しながら虫眼鏡をクリックすると小さくなります。

 完全に修正するのではなく、左側の毛を伸ばすことによりバランスを取りました。修正前の傾いている感じは無くなったと思います。

 ここからは言葉が分からない方は「フ~ン」位で聞いておいてください。例えばこの前髪の修正も手段は一つではありません。この写真は画像をコピーして先端部分だけを切り取った「髪先端レイヤー」を作成して、角度を少し反時計回りに倒して周辺と馴染ませました。

 Photoshopに慣れている方は、「そういうやり方もあるのね」と思って頂ければ結構ですし、「???」な方にも追々色々なドール写真に使えるテクニックをご紹介していきます。


Adobe Photoshop Elements 2025

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