ドール写真を始めて最初に考えて欲しいことは画像データの保存環境

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 新年になりました、今年こそはドール写真を始めようという方も多いと思います。どんなカメラがいいですか?短焦点レンズは必要ですか?揃える機材は?と色々と聞きたいことはあると思います。

 しかし私的には地味すぎますが、どの様にして確実に画像データ保存するかを一番に考えて欲しいところです。

 HDDは外付けも内蔵でも突然アクセス出来なくなります。SDカードなどはもっと保存能力が弱いと思っています。そして一旦アクセスが出来なくなれば、何年も撮り貯めた写真データは見ることが突然叶わなくなります。

 デジカメがプロの間で使われ始めたのが2000年頃だったっと思いますが、その頃から確実にデータを残すことが課題でした。その時からずっと言われている事が二か所以上にデータを残すということです。

 内蔵のHDDと外付けHDD、HDDとDVD等の光学メディア、スマホとパソコン等2か所以上にデータを残しておけば、片一方にアクセス出来なくてももう片方からデータを拾うことが出来ます。

 しかしパソコン内蔵のCドライブにフォルダA、フォルダBを作って・・・というのではCドライブが死んだときに意味がありません。物理的に異なるドライブ2か所以上に保存するようにしてください。

 一方一眼デジカメを買いRAWデータを扱う様になるとデータ容量も多くなりますから、いちいち撮影ごとにDVDに焼くとか、別のHDDにコピーするのは面倒になるかもしれません。

 私も面倒になったので、現在はミラーリング可能な外付けHDDを使用しています。直近で購入したのは下のモデルです。


BUFFALO RAID1対応 USB3.0用 外付けハードディスク 6TB HD-WL6TU3/R1J

 このモデルに限らずRAID1対応のモデルなら効果は同等です。

 こちらは前回購入したHDDのパッケージですが、大事なデータを二重に保存して守れることが謳われています。

 一般的には2か所にコピーするにはDドライブにコピー&ペースト、Eドライブにコピー&ペーストと2回の動作が必要になります。

 しかしミラーリング対応のHDDならDドライブにコピー&ペーストすれば、D1ドライブとD2ドライブ2つの場所にコピー&ペーストしてくれます。使ってみると大変便利なのが理解出来るかと思います。

 6GBのモデルなら3GBのHDDが2台収納されていて、同じデータを2つのHDDに書き込んでいきます。

 しかしこのミラーリングにも欠点はあります。一つは先程紹介したモデルは2つのHDDが入って合計6GBで価格も6GB分の相場ですが、写真データを保存出来る容量は半分の3GBになります。つまりコストが掛かります。

 また大きな元データをネット閲覧用に小さくして、誤ってそのまま保存してしまったとしましょう。D1ドライブ、D2ドライブどちらのデータも小さくなってしまいます。こうしたケースでは一ヶ所に保存している場合と同じで元のファイルサイズには戻りません。

 しかしこうした欠点はあるものの、ミラーリングはバックアップの手間を考えると簡単で確実なので、これはぜひ検討して欲しい保存手段です。

 私もこのミラーリングを導入してから10年、一度HDDエラーが発生しましたが、もう片方のHDDにデータが残っていましたので、事なきを得ました。

 一方SNSをやっていると、「HDDが飛んだ!」、「スマホを水没させたら起動しなくなった」みたいな叫びを何度か見たことがあります。

 データを無くさないアドバイスはこの記事の様にいくらでも可能ですが、データを復旧させるのは相当のスキルのある者でないと難しいと思います。しかも完全にはほぼ不可能でしょう。

 これから撮り貯めていく写真を無くさない為にも是非早い段階で二か所以上にデータを残すということ検討してみてください。

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