お手軽、可愛い「むにむにドール」召喚法(自作等身大ドール制作)

 本サイトの記事にはアフィリエイト広告が含まれますが、記事の内容は中立性を保つ様、細心の注意を払って編集しております。

 「むにむに製作所のマスク」は人が被るマスクですから人の顔より二回り大きくなります。ですから残念ながら一般的には「ドールヘッドとしては使えません」となります。

 しかし開き直って逆に小さい身体を装着してあげるとデフォルメされた頭身の低い可愛いドールが出来ます。「ねんどろいど」や「にいてんご」程ではありませんが、リアルとは少し違うデフォルメドールです。

 登場した当初は自分でオプションを購入してメイクするか、職人にオーダーするかの二択でしたのでなかなか敷居が高かったですが、現在はメイクされたものがウィッグとセットで販売されていますので気に入ったものを購入するだけで良いので随分手軽になりました。


KAWAII-01 カワイイ01 【変身・仮装・着ぐるみ】

KAWAII-13 カワイイ13 【変身・仮装・着ぐるみ】

むにむにマスク ロリータ

 表情やウィッグの色で様々な種類が用意されていますのでベースに都合の良いマスクがあるか「むにむに製作所のマスク」を見てみて下さい。勿論腕に自信があれば完全な素体を購入して一から自分の好みに仕上げることも可能です。

 むにむに製作所のマスク、ウィッグ、オプションはM-ZAKKAの他Amazonでも購入出来ます。

 私の家の娘は身長120cmのフレキシブルマネキンがベースになっています。私が購入したモデルは既に生産完了になっていますので、似た製品を紹介しておきます。


フレキシブルマネキン 全身マネキン 可動マネキン キッズ 123cm(Amazon)

■ ヘッドの制作

 基本マスクは「人が被るもの」ですからフレキシブルマネキンの顔に被せます。ここで注意点は

・ 顎を突き出した感じにならない様にセットすること

・ 首が長くなったり、短くなったりしない様に注意すること

の二点です。顎が突き出した感じになってしまうと可愛くないのでそんな時はマネキンの顎を削る(マスクを被せるので汚くて可)、前後逆に取り付けるという手もあります。

 顎の部分をグルーガンで止めています。グルーガンは熱を加えると柔らかくなる接着剤なので、時間が経過して外れた時はボンド表面をコテでなぞって溶かしてあげると再び接着することが可能です。


goot ホットボンド トリガー付 HB-45(ボンドスタンドセット)

 後ろは付属のバンドで止めたり、スポンジを挟んで位置関係を調整しています。この辺はもう少し綺麗に作業したいところですが、ウィッグを被せてしまえば見えない場所でもありますので、今までずっとこのままで来てしまいました。

 頭の形も気に入る様にスポンジで成形しました。しかし写真の様にガタガタですが、ウィッグを被せるのであまりひどくなければ大丈夫です。

 実際にウィッグを被せて頭の形を確認をします。正直改造はこの顔部分が9割ですからここはしっかり好みの顔に作り込みたいところです。

■ 手のリアル化

 手はマネキンのものをそのまま使用しても大丈夫ですが、トレーニングハンドというネイル練習用のソフビの手を使用するとよりリアルになりますので、こちらも改造してみます。


トレーニングハンド (ネイル用) 右手

トレーニングハンド (ネイル用) 左手

 デザインナイフ等で赤線部分をカットします。ソフビですから十分切れますが、切りにくいので手を滑らせてケガをしない様に注意して下さい。

 手首をカットしたら中のウレタンをマイナスドライバーなどでほじくり出します。ここも作業がやりにくいですからケガをしない様に注意して下さい。指側は除去しにくいと思いますので掌部分だけウレタンを除去すれば良いです。

 マネキン指部分をカットしてトレーニングハンドにマネキンの手を差し込んで完成です。手首が隠れる長袖を着せればソフビの手しか見えませんのでリアルな見た目になります。

 材料が揃っていれば休み1日あれば完成出来ると思います。この娘は120cmサイズのマネキンですから120cmサイズの子供服は何でも着せられます。更に言うと服をディスプレイする什器ですから服を着替えさせやすい様に肩が外れますので着替えは楽です。

 更に脚部分はタイツを履かしてマネキンの生地が見えない様にしました。首部分のみマネキンの生地ですが、顔の影になりますのであまり目立ちません。更に秋~冬ならマフラーで隠す手もあります。

 重さ3kgほどで持ち運び楽々、マネキン内部には針金が通っていますからポーズも付けられます。また出自は店舗の什器ですからとても丈夫なので撮影モデルとして気兼ねなく楽しめます。

おすすめ