PiperDoll、IROKEBIJINのルーツ、2017年の「DollHouse168 146cm 愛」レビュー

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 日本で中国製TPEドールを見始めたのは2015年頃だったと思いますが、その頃は「安いな~」とは思ってもエキゾチックな顔立ちで私にはあまり刺さりませんでした。

 しかし2016年頃にお目見えしたDollHouse168のドールたちは美しいというより可愛いドールという雰囲気で、顔も日本人ぽくなり、かなりグッときました。そしてこの価格でこのクォリティなら・・・と2017年にお迎えをしました。

 その後DollHouse168のブランドは終了しますが、代表であったMIZUWARI氏Piperdoll、doll4ever、アニメ顔のIROKEBIJINなどのブランドを展開し、現在に至ります。

 ここでは当時DollHouse168の人気モデルだった「DollHouse168 愛」をレビューしています。

■ 荷姿

 荷姿箱の様な感じになります、使用された段ボールも相当に頑丈でかなり重い印象です。隣りに居る娘は身長140cmの娘なのでおよその大きさは想像が付くと思いますが、首が外れた状態とはいえ146cmのドールが中に入っていますので大きいですし、重さもかなりあります

 「DollHouse168 愛」の公称体重は27kgとなっていましたが、荷物の総重量は64kgとなっていました。正直箱を持ち上げた時相当重かったので138cm娘にすれば良かったかな?と思いましたが、後述の様に念には念を入れた養生も影響しています。

 しかしいずれにせよ重いことに変わりありませんのでお迎え前夜には部屋にスペースを確保してスムーズに開梱が出来るようにしておきたいものです。

 ところで今写真を見ると、箱の置き方が天地逆です。今ならそんな事しませんし「若かったな~」と思うところですが、梱包が厳重なので結果無問題でした。

 箱開けるとこのようにクッションに囲まれ更にビニール袋、柔らかい布で覆われ、寝た状態で収納されています。中国製の製品は中国大陸を渡り、船や飛行機で日本まで運ばれてきますので、厳重の上に厳重位の梱包です。

 段ボールは分厚くテープの粘着力もあり、開梱に一苦労です。しかし中国から輸入という長距離輸送でも安心出来る状態だと思っています。

 そして首部分は力が掛からないように外されてヘッドは股の間に鎮座、ウィッグ、メンテキットなども一緒に収納されていました。

 ヘッド箱の様にグルグル巻きで養生されています。奥のドールの脚部もそうですが、とにかく取り外しより輸送中の事故を考慮して少々乱暴に扱っても大丈夫な位グルグルに緩衝材で包まれています。

 開梱が終わると大量の緩衝材が発生しますが、このお迎えの儀式という一番大切な時に破損していたら悲しいので、ここは嬉しい配慮と考えています。

 まつげや目部分を保護するメガネ。これも後々ロケ等の移動時に役立ちますので、他の梱包材は捨ててもこのメガネは残しておいた方が良いと思います

■ ドール本体を見ていきましょう

 付属のウィッグは重たい感じの黒髪で少しイメージが違ったので、とりあえず部屋にあったウィッグを被せて写真を撮影してみました。DollHouse168のドールは眼球を移動出来ますので表情を付けられるのも面白いと思います。可愛らしい服を着せての撮影も楽しそうです。

 個人的好みもあると思いますが、繊細な雰囲気の造形が個人的に気に入っています。DollHouse168のドールは美人というより可愛い感じの娘が多い気がします。

 一方全体的な雰囲気は手足が細く感じられましたが、胸が大きく、手足は細めでやせ型のまさにこの体型が中国では多くの人の支持を集める理想の体型のようです。メイクや、体型の好みは人それぞれですが、国ごとでも傾向が出てくるようです。

 国産ドールと並べてみると国により理想のプロポーションというのも変わってくるというところが面白いところです。

 三脚に固定したカメラを操作して撮影をしています。この様に関節可動し固定も出来ますので色々なポーズを楽しむことが出来ます。また指にも針金が入っていますので手にも表情が付けられるのもポイントが高いです。

 というのが当時の感想でしたが、その後EVO骨格が開発され、正座が可能であったり、肩をすくめるポーズも可能になったり表現力は格段に向上していますので、8年前の骨格で現在の骨格を論ずるのは無意味かもしれません。

 オプションの「自立加工付き」の足裏がこちらになります。TPEドールは素材が柔らかいので、このオプションが無いまま立たせておくと自重で脚が潰れてしまいますので多少見栄えは良くありませんが、基本座らせておく、寝かせておくという人以外は自立オプションは付けておいた方が良いと思います。

 また長時間の二本足での自立は怖いですが、無風状態のお部屋なら撮影時に少し自立することは可能です。この大きさ重さのドールが二本足で自立するのは少し感動です。

 これは後ろの車にもたれさせて撮影していますが、そもそもの自立性のが高いので安定して撮影出来ます。

 そして最後にこれを書いている2025年、ドールをお迎えしてから8年が経ちました。TPEですからシリコンに比べればくたびれている感は否めませんが、まだまだ撮影モデルとして頑張っています。

 どこで作ったか分からない、ノーブランドのドールより耐久性があり、時間が経過して「DollHouse168はやはり凄いな」と感じているところです。

 SNSで格安ドールのTPEが加水分解でダメになってしまったのを見ていると、DollHouse168に限らずきちんとしたメーカの正規品を買うべきだと痛感します。

 8年経っての耐久性的な所は近日中に現況をまたレポートしたいところです。

■ DollHouse168を立ち上げたMIZUWARI氏の現行ブランド


PiperDoll
(YOURDOLL)
他の取扱店:Happiness Doll信長TOYs

doll4ever
(BIJINDOLL)
他の取扱店:

IROKEBIJIN
(YOURDOLL)
他の取扱店:Happiness Doll信長TOYs
TPEラブドールはプラチナTPE/S-TPEで作られ、シリコンはハイパーソフトシリコンという高級素材を使用しています。非常に優れた耐久性と柔らかい感触を持っています。
日本、フランス、台湾のデザイナーがいる様です。
品質の高いプラチナTPE素材が使用されており柔らかさ・弾力・強度などあるゆる点で従来のTPE素材を上回る品質の高さを実現しています。 メスガキ系の雰囲気のアニメ系です。サイズは80cm~160cmまでのラインナップがあり、素材もTPEラブドールはプラチナTPE/S-TPEで作られ、シリコンはハイパーソフトシリコンという高級素材を使用しています。

■ 更新履歴

2025年5月18日 2025年の現状に合わせ加筆訂正

2019年12月26日 写真大幅追加、加筆

2017年2月21日 公開

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