寒いこの季節だから、ドール写真が映えるというお話

 10年前に登場したえあ★ますくはドールをカスタマイズするという点において革命をもたらしたと思っています。のっぺらなエアドールやぬいぐるみドールに様々な表情を与えてくれてカスタマイズの強い味方となってくれます。これはえあ★ますくだけでなく、タマトイズのエンジェリックドールのマスクにも同様のことが言えます。

 宇佐羽えあシリーズで楽しんでいる人は勿論、本体は自分で用意した宇佐羽えあシリーズ以外のドールで活用している人も多いのではないでしょうか。私もこのマスクはエンジェリックドールも含めればかなりのドールで活用している一人です。もっと言うとえあ★ますくが無ければここまでドールカスタマイズにはまっていなかったかもしれません。


 そんなレジェンド的えあ★ますくですが、欠点の一つに首の継ぎ目の処理があります。ここはチョーカーを装着したり、縫い付けたり人それぞれいろいろな工夫をしていますが、継ぎ目の他、胴体側がえあ★たいつでないと生地の違いも目立ちます。

 今回モデルとなった娘はフレキシブルマネキンですから、マスクの下端は顔のジョイント部分に埋め込んでいますので目立ちませんが、顔の生地と首の生地が異なります。夏場も撮影しているのであまり気にならないレベルですが、違うといえば違うわけです。

 しかし冬の寒い時期になるとマフラーをしていても違和感がありませんから、冬の寒い時期はこのようなドールの場合撮影には最適です。またリアルドールと呼ばれるリアルさでは最高のドールでもローアングルから撮ると首の継ぎ目が見えてしまいますが、これもマフラーが解消してくれます。

 同様に手袋も装着していて違和感ありませんから、この辺もポイントが高いところです。自作ドールを含め「手をリアルに作る」というのはとても難しいものです。しかし手袋を装着してあげるとその粗が目立たなくなりますので、より人に近くなります。

 他にはタイツも装着するともう顔以外はすべて布に覆われていますから、フレキシブルマネキンレベルの造形でもかなり完成度の高いドールになりますし、写真にした時の存在感も抜群です。

 残念ながらフレキシブルマネキンベースのドールで夏に袖なしワンピースを着せたらここまで完成度の高いドール、写真にはならないと思います。弱点、欠点を身に着けているもので違和感なく消せるというのは大きいと思います。

 寒いと何かと億劫になりますし、日も短く撮影には不向きな季節にも感じますが、この季節こそドールの欠点を隠せるという点では撮影向きの時期ともいえそうです。

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