正しい「挙手の敬礼」の作り方
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最近はミリタリーものなどの流行りもあり、ドールに敬礼をさせてみようという方も増えたと思います。こうした教練の基本動作は集団行動の第一歩なので興味を持って貰えると嬉しいのですが、詳しく解説されたものが無いので正しい動作を知る機会が無いのが現状です。
そこで「無いなら私が解説したらいいんじゃない?」ということで正しい挙手の敬礼について今日は解説していきます。
まずは日本の場合挙手の敬礼は着帽の際にしか行いません。ここを知らない方が多いので無帽で挙手敬礼をされる方がいらっしゃりますが、無帽の際は室内の敬礼といって15度のお辞儀になります。その為に今回似合わない帽子を被せられたうちの千佳ちゃんですw。
そして挙手の敬礼は基本の姿勢から形を作ります、基本の姿勢とは「気をつけ」のことです。ドールの場合完璧な気をつけが出来ませんのでこの辺で妥協しますが、両足、踵はしっかり付けつま先は45度に開きます。
千佳ちゃんが出来ないので私がやります。踵と足はしっかり付けつま先は45度というとこんな感じです。
また手は体側にとなりますが、ズボンなら縫い目に中指が来るようにすると良いと思います。また親指が普通の人は左の写真のように開きますので、これを右の写真のようにしっかり閉じます。教える時は「五指を揃える」といい方をしますが、慣れていないとどうしても親指が離れてしましますので、「気をつけ!」と号令をかけ親指を見ると訓練されているかどうかの見分けが付く場所でもありますw。
それではきっちりとした基本の姿勢が出来たところで、挙手の敬礼の形を作っていきたいと思います。
まずは右手を掌を上にして水平に横へと伸ばします。
その手を肘から折り、中指の先が帽子のツバの付け根に来るようにします。手はこの様に真っ直ぐに伸ばし、前から見た時掌や手の甲が見えないようにします。本当は肘から指先まで真っ直ぐが理想なのですが、ドールの関節だとこれ位が限界なので無理をさせない程度で諦めます。
手の位置はこんな感じです。顔はまっすぐ前を向き今回解説していない場所は気をつけの姿勢のままです。首を傾けたり、腰をくねらせたり、腰に手を当てて敬礼とかは実際は無いのです。また挙手の敬礼は必ず右手で行いますので「(`・ω・´)ゞ」みたいな顔文字が実は許せなかったりしますw。
また今回はドールのポーズを作るために分かりやすく「腕を横に伸ばして、肘を曲げる」とやりましたが、実際「気をつけ」から「〇〇に~、敬礼!」と号令がかかったら右手は最短距離で活発に完成形の位置に上げます。
ちなみに警棒など棒状の物を持ったときの敬礼はこの様に顔の前で手前に15度倒して構えます、参考まで。
今回は日本陸軍式の流れを汲む警察式でご紹介しましたが、警察と消防でも細かいところでは差異があったりしますので、自衛隊でもまた多少異なるところはあるかもしれません。また海自は甲板のスペースが限られ陸軍式の様に腕を横に伸ばせないので、コンパクトに敬礼するという話も聞きましたので組織によってやり方が異なるという点を念頭に置いて参考にしていただければ幸いです。
また海外に目を向けると、日本陸軍式では帽子を被っていない挙手敬礼は無いと申しましたが、アメリカではOKだったりします。
ということで正しい挙手の敬礼について解説させていただきました。しかし人間の身体は丈夫なので「出来るまでやれ!、全員揃うまでやれ!」みたいな空気になりますが、ドールは繊細なので関節に負担のない範囲で挑戦してみてください。無理は禁物です。
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