ドール写真とAI動画
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先日Grokのアプリ(Xの付帯機能には動画生成機能はありません)で自分の写真から動画を生成してみましたところ、中々高性能だったのでご紹介します。
まずはこの後ろ姿を動画にしてみました。
好奇心から小走りになるところや、波打ち際で濡れない様少し手前で止まるところなど子供の動きそのものです。ただ歩いているのではなく、ちゃんと子供らしい癖まで学習しています。
今度はカメラを持っているこの画像です。
ただ首を揺らしながら微笑む様な無難な動画ではなく、ちゃんとカメラを持ち上げてシャッターを切っています。AIは画像内にカメラがあり、カメラをどう使うかまでちゃんと認識しているということです。
一方顔の向きが変わるとプリクラで盛った写真の様に微妙に顔は変わってしまった感があります。しかしトータル的には凄いと思います。
次はフライパンで調理中です。
後ろ髪の情報が無いので、動画ではロングに描き足されていますが、懸命に箸でかき回し、炎が上がるユーモアまで加わっています。
今度は中華鍋で調理中です。
フライパンは固定して使う、中華鍋は揺すって使うとAIが調理器具を判別してその使い方まで変えています。IHなのに五徳の炎が描かれてしまっていたりツッコミどころもありますし、顔もプリクラ盛りになってしまいましたが、一生懸命に鍋を振る姿は可愛らしいものです。
車の前に立つ写真はどうでしょうか。
車と一緒に前に進む動画になりました。この動画は顔があまり変わりません。顔の向きが変わらないと、顔もあまり変わらないというところでしょうか。
まだまだツッコミどころもある反面、カメラを認識して正しい使い方が出来る、フライパンと中華鍋の違い、使い方の違いを認識しているなど、既に「体を揺らしながら微笑む」的な無難な動画からかなり進化しています。
カメラの動画機能は「周囲の物が全て動いているのに、ドールだけが瞬きもせず微動だにしない」といった人形の置物感を増幅させるだけのものだったので、これまで動画というものは殆ど使いませんでした。
しかし、撮影してきた写真がAIに上手くはまると、ドールが生き生きと動きそこに居る感の高い動画になります。数年経てば今感じている違和感も1/10、1/100に減ってくるのではないかと思います。AI、凄いですね。