死角を利用してスタンドを消します

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 窓際でスタンドで立たせたオビツ150を撮影してみました。写真中スタンドが占める面積は僅か数パーセントですが、スタンドは饒舌に様々なことを語ります。

 「オビツ150は自立出来ないのでスタンドは必須」「イレクターパイプを使った自作スタンド」「このタイプはスタンドに座らせて立たせている」・・・と、見ているだけで色々と主張をしてきますので、自然なドール写真を目指すなら絶対にスタンドを消したいところです。

 現在ではPhotoshopも発達していますので、それで消せば全く問題ありません。しかし今回は現場で死角を利用して消す方法を解説していきます。ロケーションによっては使えない時もありますが、上手くいけばPhotoshopの手間も省けます。

 まず、垂直に生えている棒ですが、これは脚の死角を利用すれば消すことが出来ます。左右の脚それぞれ一か所ずつありますので、自分が動いても構いませんし、ドールが立っている台座を回してスタンドの棒が見えなくなる場所を見つけます。

 これで棒は消えました。今度は台座をどうしましょうか。

 今回は手前にあったテーブルの死角に消えて貰いました。ローアングル気味になりますので、脚がスラッと見える効果もあります。やはり等身大球体関節人形をスタンド無しで立たせる勇気はありません。

 しかしこれなら自然と立って窓の外を見ている様な写真になります。身体の方向はある程度限定されてしまいますので、顔の方向は首を回して希望の方向を見る様にします。

 先程も書きましたが、全てのシチュエーションで使える訳ではありません。しかし例えば山の中なら枯草や土で台座を隠すなどシチュエーションごとに色々なアイデアが出てきます。

 丁度球体関節ドールがGUAVADOLLから発売、しかもスタンドがオプション設定されているという親切なラインナップです。球体関節人形をスタンド使用して撮影の際、何らかのヒントになれば幸いです。

 私は2013年に球体関節のオビツ150をお迎えしました、当時196,000円位だったと思います。GUAVADOLLは15万円を切る価格ですし、色々オプションも用意されて面白そうです。


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