アニメ顔も良いが、リアルドールの撮影も面白いぞ!

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 私が等身大ドールをお迎えしたのが2001年、そして外で撮影を始めたのが2002年頃だったと思います。当時からいわゆるアニメ顔が好きで、そんなアニメ顔が日常の風景に溶け込んだら面白いだろうなという感じで撮影をしていました。

 写真は2003年の夏に北海道へ渡道して撮影した写真です。何処までも続く直線の道路、そして牧場の牛舎という北海道らしい、そして自分の好きな風景にアニメ顔のキャラが普通に写っている写真で、個人的には当時大満足だったと記憶しています。

 こちらは少し前の2002年に知人の美容室を借りて、営業時間外に撮影したものです。

 当時ポーズ固定のFRPで出来た等身大フィギュアが50万円位の時代に写真のメイド服まで付いて14万円台だった(と思う)ファンタスティックの等身大ドールはあっという間にヒット商品となり多くの人がお迎えしていました。

 しかし安いには理由があります。ファンタスティックの等身大ドールはオリエント工業のラブドール(リアルドール)とボディが共通で、大量生産されるから安く出来るということだった様です。

 具体的な数値についてはスタッフも言葉を濁して教えてくれませんでしたが、アニメ、リアルの比は当時は3:7~1:9位ではなかったのではないでしょうか。

 当時はラブドールの方が何倍も売れていて、アニメドールだけではとてもあの金額では販売できないと聞いたこともあります。

 そいういういきさつもあり、「フィギュアと思って買ったドールの胴体が実はラブドールだった」という所に抵抗があった時期もありましたが、実際にリアル顔のヘッドをショールームで見ると考え方も変わりました。

 「美しい!これをどこまで人間の様に撮影出来るか?」そんな興味になっていってのを覚えています。

 そして撮影してみた写真がこちらです、2004年11月に撮影しました。しかしこれを見てどんな事を感じるでしょうか?

 今、私が見てこの写真に台詞を付けるなら「寒い、早く帰りたい」です。ドールが下を向いてつまらなそうです。美しい紅葉を見に行ったワクワク感が全くこの写真にはありませんので落第写真ですw。

オリエント工業
オリエント工業Jewel

 リアル顔はアニメ顔と比較して表情を掴むのがとても難しいと思いました。しかしアニメ顔の登場のいきさつを考えればこれも納得です。

 縦長の目が特徴的なアニメ顔の始まりは「鉄腕アトム」とも言われています。この目が登場した説の一つに「見ている人にキャラクターがどこを見ているのか明確にする為」という理由があった様です。

 鉄腕アトム以前のアニメに「エイトマン」というアニメがありますが、目はどちらかというと人間の目に近い横長の目です。これでは作り手からすると、表現に限界があったということなのでしょう。人間の小さな横長の目で表情を表現するのは難しいということです。

 しかし目線がバッチリ決まるとオーラを出してくれるのもリアルドールです。この写真は旅館で朝撮影した写真ですが、新聞を読む目線がしっかり新聞に落ちているので、記事に集中している感じが出ていると思います。

 可愛らしい顔とオッサンみたいな仕草のギャップが気に入っている写真です。

 今は更にメイクが進化してもっと人間と見分けが付かなくなっていますが、当時でもこの写真を見せると「これ本当に人形?」と驚かれました。限りなく人間の写真に寄せられるのも、リアルドールの醍醐味だと思います。

 そしてこれも失敗写真。お台場の夜景をバックにとスローシンクロで撮影しました。カメラはこの時で既に15年以上触っていましたので夜のお台場の雰囲気は出ていると思いますが、いかんせんドールの顔の向き、目線がちぐはぐでドール写真としてはダメダメです。

 当時は多分二人で語り合っているシーンを目指したのではないかと思いますが、「冷静に第三者的に見て二人が楽しそうに語り合っている様に見えるか」の検証が出来ていないと反省です。

 これも2004年頃に撮影した写真ですが、この頃の写真は構図やカメラの使い方といった技術はあっても、「ドールの表情を読む」というスキルが圧倒的に欠けていたと思います。

 しかし悪い写真ばかりでもありません。こちらはバッチリカメラに目線をくれていますし、風になびく髪が動きを与えてくれて当時としてはこれもお気に入りの写真です。

 アニメ顔の場合人と雰囲気が異なって当然なのですが、リアルドールの場合「どこまで人間に寄せられるか?」みたいなところも非常に面白いところです。最近はメイクもリアルになり、目線可動モデルも増えました。

 更にはウインク出来たり口が動かせるドールも登場してドール的にはほぼ人間、あとはカメラマンの腕次第という所まで来ています。こんな所もリアルドールが撮影し甲斐がある、楽しいところです。

 幸いヘッドだけでもお迎え出来ますので、今あるボディに合いそうなヘッドだけをお迎えする手もあります。リアルドールの表情に興味が出てきたら是非挑戦してみてください。


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