焦点距離で変わるドールの表情
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レンズは焦点距離によって描写に特徴があります。今回はドールが同じ大きさに写る様、色々な焦点距離で撮影してみました。
「レンズが変わるとドールの顔も変わる」というと信じられないかもしれません。しかし今回の様に撮り比べたものを見て頂くとその変化に納得いただけると思います。
今回は証明写真位の範囲が写り込む様、顔の大きさがほぼ同じになる様にして18mm、35mm、50mm、70mm、100mm(いずれもAPS-C)で撮影してみました。
18mm(フルサイズだと約27mm)
35mm(フルサイズだと約52.5mm)
50mm(フルサイズだと約75mm)
70mm(フルサイズだと約105mm)
100mm(フルサイズだと約150mm)
いかがでしたでしょうか、18mm~50mmの範囲での変化が大きいと感じたかもしれません。
人の目は無意識に見ている時は35mm(フルサイズですと52.5mm)位、注目すると50mm(フルサイズですと75mm)位と言われています。それ位レンズで撮影した方が見え方が自然になります。
人間撮影の場合、18mmの様な広角レンズは像が歪むので、ポートレート向きではないと言われます。ドールの場合も人物撮影に近いものがありますから、広角レンズはドール向きではないと言えます。
ドール写真の場合も広角レンズを用いると作例の様に妙に遠近感が強調されて変な印象の顔になってしまいます。
一方50mmを超えると70mmでも100mmでも違いは誤差の範囲でそれ程雰囲気は変わりません。
そこで例えば35mmで撮影している時、ドールさんが大きいといってズームで小さくしようとすると顔が歪んでしまう可能性があるということです。こうしたケースでは自分自身が下がってドールさんが小さく写るようにしてあげてください。
ドール写真の場合、やはりドールが綺麗に写っているかどうかが一番で、背景などは二の次になります。ですから自分の家のドールが焦点距離何mmで可愛く写るか?を把握しておく必要もあります。
18mm(フルサイズだと約27mm)
それでは広大な北海道などでどうしても広角を使いたい時はどうすればよいでしょうか?画面中央は比較的歪みにくいので、写真の様にドールさんの顔を画面中央に持ってくるようにすると、広角による歪みを最小限にすることが出来ます。先程の写真の35mm程度で撮影している雰囲気になりました。
ズームレンズは色々な焦点距離を1本でカバー出来ますので便利ですから、最初の一本には最適なレンズと言えます。しかし18mmを使ったか、50mmを使ったかで顔は大きく変わってしまいますので、そうしたことを意識して使う様にしてみてください。より一段ドールさんが可愛く撮影出来るかと思います。
■ モデルさんについて
ベースはこの娘ですが、ウィッグで雰囲気は激変です。なお目の上下を下の記事の様に入れ替えています。
■ カメラ
PENTAX KF ボディ |
smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR |