廃線から半世紀経っても美しい姿を保つ北海道の保存駅舎

 東明駅は昭和47年に廃止された三菱鉱業美唄鉄道線の途中駅です。廃線から半世紀近くが経過しますが、地元有志の方が中心となり保存され、現在でも現役駅として通用しそうなコンディションを保っています。という訳で渡道の際、エリーたんと一緒に見に行ってきました。

 駅舎全景。窓ガラスは全て板ではめ殺しになっていますが、屋根葺、白い壁などはとても廃線から半世紀経ったコンディションには見えません。保存会の方々の労苦にはただただ頭の下がる思いです。

 後ろ側に回ってみましょう。パイプ製の改札ラッチなども当時のままです。中もほぼ当時のまま保存され、ちょっとした資料館のような雰囲気ですが、残念ながら第一日曜日の9時から13時やイベントなど決まった日のみの公開です。しかし外観はいつでも見学できますので、今日は外観を見学していきましょう。

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旧東明駅(美唄鉄道)駅舎編
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 かつて美唄炭鉱が操業していた頃、その石炭を輸送する為の美唄鉄道とい…

「・・・。」
そんな顔をしても、見れないものは見れません!

 駅舎の奥には当然当時線路が敷設され駅ホームがあった訳ですが、そのホームの跡も残されています。線路の跡は廃線後サイクリングロードに転用されましたが、老朽化と熊出没の為現在は閉鎖されています。長い時間の流れを感じます。

 こちらは2020年のクラウドファンディングで新たに作られた駅名標です。国鉄型とレイアウトは似ていますが、字体が違うなど私鉄駅らしさを醸し出しています。

 という訳で駅舎、ホームと見てきましたが、奥のSLがエリーたんも気になっているようです。次回は奥に保存されているSLを一緒に見学したいと思います。

■ この写真のモデルについて


 現在は種類が豊富なえあ★ますくを使用してドールを召喚する手もあります。



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