ウィッグのメンテについて、タングルティーザーとエアロボンの話も
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本日はウィッグのメンテナンス、それに必要な櫛やミストについて色々と話をしていきたいと思います。
まずはウィッグを整えるブラシですが、プラ製のものは静電気で毛を痛めてしまうので避けた方が良いでしょう。写真の様な先が金属で出来たウィッグ専用ブラシ、 タングルティーザーがおススメです。
![]() エムグランデ ウィッグブラシ |
![]() Tangle Teezer タングルティーザー ザ・オリジナル |
ウィッグ専用ブラシは色々ありますので、Amazonで「ウィッグ+ブラシ」で検索すると色々出てきます。
そして今回はタングルティーザーについてお話しをしていきたいと思います。ウィッグに使える、使い易いということで等身大ドールオーナの定番アイテムになりつつある一品です。
このブラシはまず発想が面白いです。櫛というと柄を持って毛を梳かすイメージですが、手でブラシ部分の上を持って使います。櫛全体に力を均等にかけられるので使いやすいです。
そして先端側を見ると長短2種のピンが互い違いに配置されています。全て同じ長さではなく長短互い違いな所に梳かしやすい秘密がある様で、日本、英国で特許だか何かを取得している筈です。
そして材質にも秘密があります。先程「プラは静電気を起こすので、ウィッグには使わない方が良い」と書きました。
しかしこのタングルティーザーの櫛部分はプラではないのです。TPEEという素材で、広義ではドールのTPEと同じ仲間なのですが、高価な材料でプラとゴムの中間の様な素材です。
プラの硬さとゴムのしなやかさを兼ね備えた素材で自動車の下回りなどにも用いられている素材です。そして肝心の静電気についてもプラと比較して抑えられているとのことです。
一方手で持つ側は普通のプラなので、上下で色や質感が異なるのが写真でも分かるかと思います。
ところでこのタングルティーザーは人気過ぎて偽物が流通している様です。Amazonの場合「カートに入れる」ボタン下に表記している出荷元や販売元がAmazon、あるいは日本の代理店である「プリアップ」以外の場合、偽物である可能性がある様です。購入時には注意してください。
Tangle Teezer タングルティーザー ザ・オリジナル
それでは今度はブラッシングについてお話しをしていきたいと思いますが、「どこからブラッシングしていきますか?」という質問です。
答えはこんな感じです。
① 毛先は絡まりやすく、絡まっている可能性もあります。ここが絡まっていたら全体のブラッシングも出来ませんので、まずは絡んでいる下側部分を櫛でほぐしていきます。
② そして絡まりが無くなったら、根元から毛先に向け全体をブラッシングしていきます。
そしてウィッグをブラッシングする時にあった方が良いのがミストです。写真左はAZONEのものですが、実は「エアロボン」にAZONEのシールを貼っただけで、裏の注意書きは全く同じです。
AZONEで買うと1100円、Amazonでは1800円位です。小さいドールの用品などと一緒に買う時はAZONEの方がお得ですが、AZONEは送料が880円かかりますので、単体ならAmazonの方が安いです。
中身はどちらも全く同じで、等身大ドールのウィッグから小さいドールのウィッグ迄ウィッグ全般に使用出来ます。1本持っておいた方が良いでしょう。
右側の「ラックス 美容液 スタイリング リセットウォーター」は水、アルコール、香水を混ぜた様な基本は水なので、べたつきが0です。乾くと効力がない訳ですが、べたつきが無い分たっぷり使えるので、外での撮影の時は愛用しています。
そしてウィッグのメンテには全く関係ない話ですが、とても良い匂いがします。
![]() エアロボン ウィッグ 洋かつら 専用 オイル ミスト |
![]() ラックス 美容液 スタイリング リセットウォーター |
今回はウィッグのメンテのお話をしました。ところで上は20年以上前の画像フォルダから引っ張り出してきたオリエント工業当時のラインナップですが、みんなショートヘアです。左から2番目のまゆが少し長いのですが、それでも肩までです。
何故に揃ってショートヘアなのか、分かりますでしょうか?ちなみに担当者の趣味ではありません。
答えはドール黎明期でもあり、「いきなり初心者にロングのウィッグは扱えないだろう」ということでこんなラインナップだったと聞いたことがあります。「追々慣れたら好きにしてね!」ということだった様です。
確かにロングは絡まりやすく、そしてすぐに毛先が痛んできます。慣れてきたドール者なら「泣き言をいうな、慣れろ!」なのですが、初めての方には「ロングはメンテが難しいよ」という点もお伝えしておきたいと思います。
・ このページのモデルさん
ジュエル(かれんさん)