ストーブ列車
旧型客車の車内で怪訝そうに大きな鉄籠を眺めるもこちゃん。多分、｢何だろう？」と思っているはずですので、解説してあげましょう。
このスペースは冬期だるまストープを設置する場所だったのです。夏期は普通に客席があるのですが、冬期になるとこうして4人分の客席が撤去されストーブが設置されました。
現在津軽鉄道では冬期に観光列車としてこのストーブ列車を走らせていますが、国鉄でも暖房用の蒸気引通管の設置出来ない混合列車などではこのストーブが使用されていました。
車両の定員表記も｢夏 104、冬 96」と記されています。ストーブ1カ所なら-4人なのですが、この客車は2カ所設置されていましたので夏冬で8人の差が生まれています。
「・・・。」
言葉では理解して貰えない様なので・・・。
だるまストープの模型を撮影してCGで合成してしてみました。煙管が少々手抜きですが、こんな形で設置されていました。煙管は冒頭写真の上部に写っている穴に接続して排気します。始発駅を発車前に車掌さんが火力を確認、石炭を足していました。
石炭は売るほどある街を走っていた鉄道らしい暖房設備です。
「・・・。」
ひょっとして、もこちゃん全く聞いていない？
■ この娘のレシピ
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