炭鉱の旧型客車
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昭和末期頃までローカル線には旧型客車と呼ばれる客車が走っていました。扉は手動で走行中も開閉自由、車内は木造、ニス塗りという現代では想像できない様な世界です。もこちゃんがどんな反応を示すのか、連れて行ってみることにしました。
｢また電車？」
「違う！！これは電車じゃなくて客車。ルーツは大正時代の木造客車まで遡るんだぞ！」
「・・・。」
鉄道マニア的な知識をひけらかしても、塩対応のもこちゃん。今日も平常運転です。
「なんか、旧家みたいな雰囲気ね。鉄道じゃないみたい♪」
（しかし車内に広がる珍しい光景に、今回は興味を持ってくれたようです。良かった、良かった。）
何だか興味を持って自分だけの世界に入っているみたいなので、置いて行きます。折角だから1人で思う存分この客車の撮影でもしましょう。
「ちょっと！なんで置いて行くのよ！！」
しかし、また怒らせてしまいました。色々面倒な娘です。
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