80系気動車

 先日北海道に行った際エリーちゃんとクロフォード公園に行ってきました。ここには80系気動車が基本編成単位で保存されており、迫力ある編成美を見せてくれています。エリーちゃんにも色々楽しんでもらおうと思います。

 もうエリーちゃんも我が家に来て3年になるんだから、カメラを見て興味津々に覗き込む必要も無いでしょう?という感じですが、珍しい鉄道車両がある為なのか今日はテンションが高めです。

 ここは元々岩見沢から幾春別に伸びる幌内線の三笠駅構内でした。キハ82が停車している線路は幾春別に向かう下り本線です。特急列車など無縁のローカル線でしたが、廃線後間もなくここを公園にすべく現在展示されている各車両が運び込まれました。

 こちらに展示されている通称キハ82系気動車(私的には80系気動車と呼びたい)は全国で活躍した気動車なので先頭車は各所で展示されていますが、この様に現役当時の基本編成単位で展示されているのはここだけと大変貴重な展示になります。

「後方よし!」

 列車が通過した後、指差確認するとはエリーちゃんもだいぶ成長してきました。

 エリーちゃんが成長してきたので現場てこの取り扱いも学習してもらいます。こちらのてこは現役時代の線路配置を見ると、下り本線から分岐していた貨物側線のものの様です。使用頻度が少ない為現地で操作するこの現場てこになったようです。

キハ80 145の切文字プレートが光ってお気にリの1枚ですが、この列車が転轍機の上に乗ったタイミングでのてこの操作はあり得ません。色々勉強して立派な鉄ヲタになってください、エリーちゃん。

「これって特急なのに、垂れ流しなんだね!」

 エリーちゃんに言われて気づいたのですが、特急なのに、昭和62年まで活躍していたのに垂れ流しです。落成当初垂れ流しだったのは知っていましたが、「流石にJRになる前にはタンク式に改造されていただろう」と勝手に思っていました。しかしこうやって実車を見ると、どうやら違ったようです。

 子供の頃「おおとり」の食堂車でご飯食べたな~とか思い出に浸ってしまう形式なのですが、後継の183系も0番は廃車、500番代も残り少なくなってきている今日エリーちゃんと一緒に見に来ることが出来てよかったです。そしてこうやって編成単位で残してくれてありがとう!という感謝の気持でいっぱいです。

■ この写真のモデルについて


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