コホナオスマカ
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旧型客車は昭和のうちにその大半が姿を消しました。しかし平成、令和と時を超えて保存されている車両はまさに奇跡と言っても良く、今回見学に来た車両もまた奇跡的に当時のコンディションで残っています。保存会の方に感謝しながら早速見学したいと思います。
しかしもこちゃんはこの表情を見れば分かる通り｢こんなに天気が良いのに、何で私はここに居るの？」的にご不満な様です。ここはこの客車の貴重さを説明し納得して貰うことが鉄道ファンの努めではないかと思う訳です。
「もこちゃん、客車の床下を見てみて、台形のバーがあるけどこれは「トラスバー」と言って木造客車の名残なんだよ。これは明治39年に作られた「オネ7」がルーツで昭和27年に金属の車体となったんだ。廃止となったのは昭和62年だけど、110年以上の歴史がある客車なんだよ。」
（現在の金属製の車両と異なり木製車両の時代は強度が不足した為この様なバーが設けられたり、魚腹型の補強が入っていたりしました。車のロールバーみたいなイメージだと思って下さい。金属の車体に換装されたら本来不要なのですが、撤去の費用もかかりますのでそのまま廃止までこの姿で走り続けていました。）
「・・・（私、興味ない）。」
「あ、そうだもこちゃん！横にオハ1って書いてあるけど何の意味か分かる？「オハ」の「オ」は車両の重量を表していて、軽い順に並べるとコホナオスマカになるんだよ。そして「オハ」の「ハ」は・・・。」
外に出て行っちゃいました、そしてこっち向いてくれません。これは後ほどTK HOUSEでダムカレーでもご馳走しないと機嫌が直りそうにもありません。今回もミッションは大失敗です。
■ この娘のレシピ
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