新・えあ★たいつ(空花はのん用)レビュー

 「えあ★たいつ」は透明ボディのエアドール「宇佐羽えあ」シリーズに着せると肌色化し、布ならではの肌触りが楽しめるというオプションです。現在は他社も似たような製品を発売していますが、このアイデアの元祖は初代の宇佐羽えあです。

 今回はシリーズで三種類のドールが発売になりましたが、「空花はのん」ちゃん用のタイツを見てみたいと思います。

 長方形の箱の中には全身タイツのみが入っています。顔はマスクを装着しますので首上部から下の全身タイツで手、足も覆っています。これをエアドールに着せると肌色になるという寸法です。

 今回のレビューも愛玩ドールの素体としてのレビューとなりますので、ホールポケット部の開口部についてはジョークグッズジャーナルによるレビューをご覧ください。

 既にウィッグやマスクで新シリーズは旧製品とは互換性があるものの工場などが違い、細部が異なっている旨の話はしているところですが、この「えあ★たいつ」もやはり従来品とは異なる点がありますので、比べてみたいと思います。

 まず一点目は工法が簡素化されてその分価格が3000円台から2000円台へと下がりお財布に優しくなりました。具体的には首上部が旧製品では織り込んで縫っている洋服レベルに仕上げだったのに対し、新製品ではほつれ止め加工のみになっています。

 ドールが完成したらあまり触るところではありませんし、後ろや横はウィッグで隠れますし、前は顎の奥で目立つところではありませんのでこれ位でも良いのかなと思います。

 そしてもう一点はファスナーで旧製品はファスナーが目たない様な取付方法で一手間かかっていましたが、新製品では普通の装着方法になっています。

 この二点が私が気付いた点です。

 一方生地も変更になっていますが、従来品に比べ柔らかい肌触りになっています。ここは確実に進化なのかなと思います。

 また肌色も異なり、旧製品との色の違いが気になるところですが、従来品もロッドにより色が変わっていましたし、白いインナーマスク上の肌色生地とエアドール状の肌色生地では同じ色でも異なって見えますのでここはあまり気にしてはいけないところだと思います。

 首上部のほつれ止めとファスナー

 空気バルブ部の縁取りは金属のものからプラスティックのものに変わりました。エアを入れていたら一度外れましたが、布を噛ましているだけなので、リング外周の隙間に布を挟んであげれば元に戻ります。

 タイツを履かせて空気を満タンにしてみました。やはりポーズに併せ専用寸法で制作しているだけに、ボディラインなどを崩すことなく美しくボディを肌色化できました。やはりこのオプションの「元祖」だけに良い感じです。2012年に初めてこのシステムに触れた時の感動が蘇ります。

 こちらは後ろ側です。エアドールの手は肩から一体化している訳ではなく別パーツになっています。エアドールでは結合部が目立ってしまいますが、この様にタイツを着せると人の肩のように滑らかな一体感をつくってくれます。

 「宇佐羽えあ」はエアドールなので本体こそはお手頃なのですが、マスク、ウィッグ、タイツ、服と揃えていくと「塵も積もれば・・・」で完成してみると結構なお値段という感じでした。今回は従来のカスタマイズできるオプションはそのままで削れる部分を削ってお手頃価格に抑えている点がユーザー的には嬉しいところです。

 タイツも約1000円安くなっていますし、マスクもかなりお手頃なので、従来品と比較するとトータルで2割位お安くなるのではないでしょうか。手が届きやすくなった分裾野が広がって第二次カスタマイズブームが起こってくれれば嬉しいところです。

 今回のレビューは愛玩ドールの素体としてのレビューとなりますので、ホールポケット部の開口部についてはジョークグッズジャーナルによるレビューをご覧ください。

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