TPEヘッドをぬいぐるみボディに装着する時のブリード対策
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フルTPEドールは20kg台ですが、7.4kgの「さくらドール「エルフ リリー」138㎝」のボディに換装すると10kgを切るので撮影がすごく楽になりそうです。しかしTPEヘッドは大量のブリードを発しますから、さくらドールのボディを汚してしまいそうです。
そこで今回はブリードの対策を考えてみました。
ヘッドを裏返してみると中央部は硬質の骨格なので問題ありませんが、周辺がボディにあたるとブリードが染み出しそうです。そこで写真の様にビニールにマジックでけがき線を入れてカットします。ちなみにFRはフロント(前側)の意味です。
ここで一言言っておくとTPEのオイルはビニールを貫通しますので、それ相応の分厚いものが良いです。どれだけ厚くしても結局は貫通してしまうのですが、今回は一度使ったジップロックをカットして使いました。
カットしたものをボディ側に付けるとこんな感じになります。FRの文字はボディに色が付着したら嫌なので白いステッカーに変更しようと思います。
FRの文字を押さえて一緒に回転してしまわない様にしながら首をねじ込みます。
多少ビニールがシワになるので、僅かに出る位に引き出して完成です。これで撮影中はオイル滲みから守ってくれそうです。
しかしビニールを思いっきり出すと見栄えが悪いですし、この様にギリギリですと何処か接触していないかと不安にもなります。そこで次に別の養生方法を考えます。
ヘッドの位置が何処になるか、セロテープでマーキングしてヘッドを外します。
そしてセロテープの位置を参考にボークスの「DDスキンプロテクトテープ」で養生します。「DDスキンプロテクトテープ」はソフビドールの色移りを防ぐテープで、ざっくり言うと肌色のマスキングテープです。結構前に買ったものなので何色を買ったのかは忘れましたが、フレッシュかセミホワイトだったと思います。
少し位はみ出しても縫い目の方が目立つ位なのでバッチリ養生できます。
基本的には接着面を汚さない弱い糊が使われていますが、長期間貼り付けておくものでもありません。時々張り替えた方がボディ側に負担が無いと思います。逆に一度貼ってしまうとどれ位の場所に貼れば良いか分かると思いますので、TPEヘッドを装着して撮影する度に貼りかえると良いかもしれません。
このテープと先程のビニールで完璧にブリードを養生出来るのではないかと思います。しかし数か月~年という単位になると浸透して滲んでくる可能性を否定できませんから、あくまでも撮影用と割り切って普段はTPEはTPE同士、ぬいぐるみはぬいぐるみ同士でセットした方が確実です。
本来のヘッドの時は剥がせば無問題ですが、貼ったままでもあまり目立たないと思います。
布とTPEですから多少の色の違いはありますが、これで10kg軽量化出来るなら…という感じです。フルシリコン、フルTPEでは辛い場所へお出掛けする際の参考にして頂ければ幸いです。
「さくらドール」色々(信長TOYs)