レースのカーテンで作る窓際簡易白バック

 ドール撮影用の簡易白バックを作るべく窓際にレースのカーテンを装着してみました。カーテンは床まで引きずらせることは出来ませんから足元までの撮影には不向きですが、膝より上の撮影ならこれで白バックの代わりになります。


プライバシーミラーレースカーテン2枚組
 レースのカーテンは何でも良いです。窓の大きさに合わせてサイズのみを気を付けて購入してください。

 また夜間は使用できないという欠点もありますが、日中なら本物の白バックよりも白を出すのが簡単です。大型ストロボも要りませんし、多灯ライティングも不要です。クリップオンストロボ一つで綺麗な写真が撮影出来ます。

 是非背景がスッキリした写真撮影用に大きな窓の窓際にはレースのカーテンを掛けておきましょう。

 カーテンの掛かった窓際にドールに立って貰います。こんな撮り方ですと防犯ガラスの網目も見えますし、きれいな写真が撮れるのか?と不安も感じると思いますが、以下の手順で撮影してもらえれば綺麗に白バックで撮影したような写真が撮影できます。ちなみに夕刻なのでISO6400で1/45、f5.6という数値になりました。

① まずは背景が白になる様にマニュアルで露出を決定します。

 ISO400、1/15、f2.0で背景はこれ位の明るさになりましたので、カメラ側の設定はこの数値でいきたいと思います。この時点ではまだストロボは発光させませんので、ドールの写り方は気にしないでください。あくまでも背景が白くなる露出をマニュアルで決めてください。

② 次にクリップオンストロボをバウンス、TTLオートで発光します。

 しかしオートですと背景の白に引っ張られ、全体的にアンダーな写真です。ドール本体は少し暗く写ってしまってしまいました。

③ そこでストロボの発光量を+1にして再度撮影してみました。

 だいたい良い感じになったのではないでしょうか。今回はカメラでの追い込みはこれ位にします。

④ ここからはパソコンによる作業です。

 RAW現像で露出を+0.7段プラスして、ホワイトバランスはマゼンダを+2して健康的な肌色を狙ってみました。またカスタムイメージも人物の彩度+1増しとしました。スタジオの白バックで撮影したような背景が真っ白の写真が撮影できました。

 スタジオの白バックで撮影するとライティングに慣れていない初心者は背景が薄いグレーになってしまいますので少し難易度が高いですが、この窓際白バックならクリップオンストロボ一つでこの様に綺麗な写真が撮影出来ますので部屋で撮る着せかえ写真の時などに是非ご活用ください。


プライバシーミラーレースカーテン2枚組
 レースのカーテンは何でも良いです。窓の大きさに合わせてサイズのみを気を付けて購入してください。

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