急行「はまなす」乗車記(2日目)
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前回は急行はまなすの本州編をお届けしましたが、日が変わり青函トンネルを抜け函館からの様子をお届けします。
青函トンネルを抜け、はまなすも北海道入を果たしました。これは木古内線(海峡線)を走るはなますの車内から見た車窓です。海に浮かぶ島のような形のものが函館山です。上から見ると牛が寝たような姿なので別名「臥牛山」と地元では呼ばれています。函館駅はあの函館山の麓にあります。
そろそろ函館です、寝台で寝ている場合です。鉄ヲタ的には今夜一番のイベントが待っているのです。
深夜1時に函館に到着、ここがはまなす一番の見所です。ここまで牽引してきたED79型電気機関車が切り離されDD51ディーゼル機関車が連結されます。更に面白いのは今まで先頭で引っ張ってきた機関車を切り離し、反対側の最後尾に新しい機関車を連結することです。
ここ函館駅は広義でスイッチバック駅になりますので列車の向きも変わります。今まで先頭で走ってきたED79型電気機関車が今切り離されました。
深夜の駅ホームに響くのは給電用のディーゼルエンジンの音。1時23分になると再び駅は静寂に包まれます。
前回の探検では紹介しなかったカーペットカーです、車内一面にカーペットが敷かれた車両でごろ寝しながら札幌を目指せます。
これから非電化区間である北海道を駆け抜けるDD51型ディーゼル機関車が、先程まで最後尾だった側に連結されました。先程も申しました通りここで方向変換をして一路札幌を目指します。鉄道地図を見て頂くと分かりますが、ここ函館と江差線の起点である五稜郭駅間をこの列車は往復していることになります。
それでは寝台料金も払っているのでそろそろまたベッドの中に戻りましょう。
夏場ですと「はまなす」は室蘭に到着する前に夜が明け始めます。室蘭到着4時15分、北の朝は早いのです。
夜が明けると景色は正真正銘北海道です。寝台列車で迎える朝いうのもまた味わい深く、車内に立ち込める気だるい雰囲気もまた夜行列車ならではです。
しかし夏場のこの地は霧が発生しやすいので、気温が少し上がってくるとこの様に霧に包まれることがあります。車内放送でも今日は霧の影響で定刻より少し遅れていると放送がありました。視界0のですが、安全第一です。
はまなすの札幌到着6時07分、6時起床ではありません、6時にはターミナル駅で次の列車に乗ることが出来るのです。つまり大切な北海道での一日を有効に使えます!
霧の影響で少しの遅れが発生したものの無事札幌に到着。まだ時刻は朝の6時過ぎ、今日一日まだまだ何処へでも行ける時間です。
■ この写真のモデル等について