オリエント工業のヘッドメイクを四コマで
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先日古いフォルダーを漁っていたら、2017年にオリエント工業がメイクの工程をディスプレイしていた写真を見つけました。この写真を見てすぐにメイクが出来るという訳でもありませんが、参考になりそうなので今日はその写真4枚をご紹介したいと思います。
型から取りだしたばかりのヘッドです。上部に丸い突起が出来るのはソフビドール時代からのオリエント工業ヘッドの特徴です。バリ取りと同時に頭頂部も頭の形に丸くカットしてあげます。しかしこの状態だと少し怖い印象です。
バリを綺麗に取り、ドールアイを入れるとドールヘッドという印象になってきます。ここから先は職人仕事で、現在はメイク専門の方が1体1体丁寧にメイクをしていきます。
塗装でいうと下地塗装の工程になりますが、眉など濃い色で描き込む前に薄いベース色を描き込みます。メイクをしたことが無い人だと先程のドールアイを入れた状態からいきなり眉や唇を描くものだと思っている人も居るかもしれません。
オリエント工業の製品でも2000年頃のヘッドはそんな印象でした。オリエント工業の知名度が上がり、それに伴ってメイクを専門に学んだ職人が入社して技術が格段に上がった、外から見ているとそんな印象でした。
眉毛を描いたり、睫毛、歯を取り付けると、カタログで見慣れた顔になりました。
写真4枚を見せられたからと言ってすぐに出来るものではありませんが、私もメイクをする様になって「3番目の工程が必要」と知ってから一皮剥けた感はあります。メイクは数をこなすしか上達の道は無い気がしますが、陰影のある自然な雰囲気造りにはやはり3番目の工程は重要だと思います。