等身大ドールお迎え前夜Vol.1(注文前に考えたいこと、クリアしたいこと)

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 等身大ドールをお迎えするきっかけは皆様どんな感じなのでしょうか。ネットで見た写真に一目惚れ、等身大ドールの存在は知っていて好きなキャラを再現したくなったそんな感じでしょうか。

 私はネットでその存在を知ってお迎えをしたクチです。当時は「たーぼーの着せ替え資料室」という国内に流通している全てのラブドールを個人で網羅している様な凄いホームページがあり、やがてそこに辿り着いたのを覚えています。

 当時のことは既に時間が経ち過ぎていることもあり色々あやふやになっていますが、コーデや販売している会社を色々調べた記憶ははっきりに残っています。

 色々昔話をして懐かしんでもこれからお迎えする人には何の役にも立たないと思いますので、勿論そんな話は割愛します。

 そして今回お話ししたいのは「欲しくなって金もある、そういう状況になっても少し待て下さい。冷静になって色々考えて下さい。」というお話です。

■ 物理的大きさの問題

 腕力もある、一人暮らしで部屋は自分の城という方はあまり関係ないのですが、スケールフィギュアと異なり等身大ドールは大きくて、そして重いです。

 こうした点を書けば「当たり前だ!」と思ってしまう訳ですが、人間は行動する前にリスクを過小評価してしまう事があります。「みんなも楽しくやっているから、自分も多分大丈夫。」的に深く考えずにお迎えしてしまうと、後で「こんな筈じゃなかった・・・。」となってしまうかもしれません。

 洋服屋のマネキンと同じ大きさのものが24時間365日部屋の中にある環境は大丈夫ですか?家族がいて理解を得られなさそうな時どう隠しますか?どう説得しますか?そんなことを考えておく必要があるかもしれません。

 気分が盛り上がっている所に水を差すことを書いてしまい申し訳なく思いますが、ここで躓いてしまった方を20年の間に見てきたのも事実です。

 一方で熱意を持って正面からぶち当たれば、難しそうなことでも何とかなってしまった成功体験もあります。また最近ではトランクルームや貸倉庫を活用して等身大ドールライフを楽しんでいる方もお見掛けします。

 「熱意をもって事に当たれば必ず道は開ける」、新幹線の生みの親である、十河信二国鉄総裁の言葉の受け売りですが、是非諸問題をクリアしてお迎えして欲しいところです。

 これを機会に一人暮らしを始めるという選択肢もあります。考えれば色々アイデアは出てきそうです。私は社員寮が取り壊しになり一人暮らしを余儀なくさせられ、約半年後にお迎えしました。私もある意味、逆境転じてのケースかもしれません。

■ 常に付き合う重量の問題

 シリコンやTPEのドールは造型も素晴らしく、写真にしてしまうと本物の人間と区別が付かない位です。しかし大きさにもよりますが、150cm程度で30kg程度の重さがあります

 最近ではぬいぐるみドールとの価格差も少ないので、「どうせなら見栄えの良い方を!」となってしまうのも無理ないことです。しかしこの重量は後々動かす時、ポーズを取る時、着替えさせる時、洗浄の時と常に付きまとってきます

 30kgといえば10kgの米袋を3袋分です(当たり前ですが)。成人男性なら持てない重さではないと思いますが、かなり重たいですし、持ち方によっては腰に負担がかかるでしょう。この重量を考慮に入れてお迎え可能か否かを考える必要があります。

 何となく「重いかもしれない」と思っているより「30kgとはこんな重量」と体感している方が良いでしょう。10kgの米袋3袋で30kg、18Lの灯油が入ったポリタンク2個でやはり約30kgです。一度注文前に持ってみてください。

 そうした中で160cmサイズが欲しかったけど140cmサイズあるいはもっと小さいサイズにする、思い切ってボディはぬいぐるみを選択するという考えも出てくるかもしれません。

 ちなみにボディ重量というのはボディのみで、シリコンやTPEヘッドと洋服などを加えると5kg程度プラスになると思っておいてください。


 思い切って2kg程度のぬいぐるみドールを選択、北海道旅行をしてみました。片手で首の後ろを持って持ち上げられますので、同伴させて一番負担が少ないドールです。こんな選択肢も良いものです。

 ちなみに写真の「はにーどーる もこ」が座った状態で一番安定します。


はにーどーる もこ(エムズ)
他の取扱店:FANZAアダルトグッズKIYO

■ もっと視野を広げて情報を収集してみよう

 可愛いドールを見ると「可愛い、早くお迎えしなきゃ!」となりがちですが、最後は「本当にその娘で良いのですか?」という話です。特に初めてのお迎え時は触れている情報は流通しているドールのほんの一部分だと思います。

 もう少し調べればもっと良い娘が出てくるかもしれません。例えば販売店のYOURDOLLだけでも50社以上のメーカを取扱い、そして5000種類以上のラインナップがあります。100~200のドールを見ても、それは氷山の一角でしかないのです。

 私は先日Elsababeの天野南というモデルをお迎えしましたが、同じヘッドでもカスタムによってこれだけ違いが出てきます。目の色は?ウィッグは?どの娘が自分にとって最適か考える余地はあります。


Elsababe
(YOURDOLL)
他の取扱店:BIJINDOLL

AotumeDoll
(YOURDOLL)
他の取扱店:BIJINDOLL

GUAVADOLL
(YOURDOLL)
他の取扱店:BIJINDOLL

MOZU
(YOURDOLL)
他の取扱店:BIJINDOLL

IROKEBIJIN
(YOURDOLL)
他の取扱店:BIJINDOLL

満月人形
(YOURDOLL)

WMドール
(YOURDOLL)
他の取扱店:BIJINDOLL

Sankaku Doll
(YOURDOLL)
他の取扱店:BIJINDOLL

 またA社のドールを見てBというアニメのキャラクターCを再現したくなったとします。しかしCを再現する時にA社のドールが最適ですか?ということもあるかと思います。

 パッと思いつくアニメ顔メーカ8社の最新ドールを並べてみましたが、本当に個性豊かです。「A社のドールで思い付いたけどD社のドールの方が再現度が高くなりそうで、しかも好みだ」ということもありそうです。

 1,000円、2,000円のものなら買い直せばよいかもしれません。しかし高額で、スペースも要します。そして一旦家に来てしまうと愛着も沸いてきます。

 無限にお金があっても簡単に買い直せばよいとはならないと思いますので、1週間なり2週間、自分で期間を設けて色々調べてから注文した方が納得の出来る、満足度の高いお迎えになるかと思います。

 ということで、今回はお迎え前に考えて欲しいことをまとめてみました。次回以降は注文や到着を待っている間についても順に書いていきたいと思います。