三菱石炭鉱業鉄道車両保存地

2012年8月31日 0 投稿者: dollman_senoo

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 夕張というと今でこそ「財政破綻」とか厳しい現状を伝えられる街ですが、かつて石炭が採掘されていた頃は石炭は「黒いダイヤ」とも呼ばれ街は活気に溢れていました。三菱石炭鉱業鉄道も石炭産業華やかし頃を伝える貴重な産業遺産かもしれません。名前の通り石炭の輸送や炭坑夫、その家族を輸送する為に石炭会社が鉄道を所有していたのです。今回は廃止から25年経過した今も有志によって大切に保存されている車両達をえあと一緒に見てきました。

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 廃止直前はここが終点でしたが、かつてはその先の大夕張炭山までの路線でした。

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国鉄キ100形そっくりのラッセル車キ1が先頭に連結されています。

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 側面に描かれた三菱のマークが三菱石炭鉱業鉄道の証。石炭産業の偉大さ、歴史を感じる1両ですがえあの表情はイマイチ理解できていない表情です(w。

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 旧家の土間の様な雰囲気の車内。テーブルのある場所はかつて冬季にはダルマ形ストーブが設置された場所です。電気暖房でもスチームでもないダルマストーブです。今は津軽鉄道でその雰囲気を楽しめますね。

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 廃止後20年以上経過しているので多少傷みもありますが、有志の情熱により現役当時の雰囲気はよく残され当時の雰囲気を感じることが出来ます。車窓が流れないこと、轍の音が聞こえない以外は当時の雰囲気。ステンレス車両しか知らないえあにとってはとても珍しかったようです。

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(おまけ)三笠鉄道村での1コマ。えあはカラフルな鉄道の方が分かりやすいみたいです。保存車両の前で敬礼!