急行「はまなす」乗車記(1日目)

　今晩は今は数少なくなった夜行急行｢はなます」のレポートをするで。車両の老朽化や夜行バス、飛行機の台頭ですっかり数が少なくなってしもうたけど、やはり夜汽車の雰囲気は独特でええもんや。とりあえず日が変わるまでの車内の様子を紹介するで。

　これが今晩の宿、急行「はまなす」や。牽引機関車は函館までこのＥＤ７９や。ＥＤ７５を改造して作った青函トンネル専用機で、国鉄最後の交流電気機関車の形式や。

　青森駅の発車は22時42分やけどこの列車の入線は22時15分頃とかなり早いで。ホームに入ってくる時はこのＤＥ１０型が牽引してくるんや。客車は１４系座席が中心で寝台車も連結しているのがポイントや。

　寝台は開放型２段Ｂ寝台のみ。今晩一晩えあが寝るのはこの車両や。

　寝台車の量数は少ないさかい、下段を取りたかったら早めに取ったほうがええで。今回は唯一残っていた上段での旅や。寝台に入ってもすることあれへんし、ちょっと探検しよ！

　先頭の客車の前は機関車や。ＥＤ７９のヘッドマークをつけた姿が見られるで。あとこの編成の大半を占める座席車はリクライニングシート付きや。かなり倒したらゆっくり寝れるさかい寝台が取れへんかったらこっちで休むしかあれへんな。

　談話スペースなんかもあるしグループで楽しむんやったらここで話したら他のお客さんに迷惑がかからへんわ。急行とは思えん豪華な装備やろ？あと車内販売はあれへんけど、ジュースの自販機はあるで。右の写真は洗面台や。これは更新されてるから新製当初に比べ綺麗な装備やな。

　寝台の中にはＪＲマークの浴衣、シーツ、毛布、ハンガーが備え付けてるで。ＪＲマーク入りの浴衣はええ記念になるけど持って帰ったらあかんで。

　浴衣に着替えたら、着てきた服はハンガーに掛けとかなシワになるで。

　まだ寝れんから読書したいいうなら読書灯はなかなかの明るさや、せやけど寝れん。

　寝る時はこっちの暗い明かりにしたらええ。じゃ、えあはもう休むで・・・。

　上野に向かうカシオペアと23時20分頃すれ違うた。夜汽車同士のすれ違いの雰囲気いうのは独特で遠くへ来たなって感じひんか？じゃ、もう少しで日が変わるさかい。またあとでレポート書くわ。

★　関連リンク

　・　ＪＲ北海道「はまなす」紹介ページ