Libidollの足首強化を根本的に図る
「Libidoll」の自立、足首の改善はお迎え直後からの懸案事項だったが、時間もなく誤魔化しでロケが出来たこともありそのままにしていた。しかし本年中に根本的に解決したく、今回改良を施した。結果オビツ並み、いやそれ以上の保持力が確保できた。
今回の基本アイデアはボークス製SDの自立キットだ。豚皮を巻きつけて抵抗を増し自立を助けようというもの。
そこで妹尾的にはカメラの手入れなどで手元にあった「セーム革」を使用することにした。
LEZAX(レザックス) HORSESHOE セーム革 約23cmx38cm SS
Lezax(レザックス) 2011-05-26 |
セーム革は合成の物ではなく天然の物を使用する、「鹿」と書いてあったり、形が不揃いな物は天然だ、「合成」と書いてあるものは効果があるか分からない。また素材の色がソフビとは異なるが肌色っぽいのも都合がいい。
製品の脚をもう一度検証してみる。支えられている部分が、左右のみでこれでは十分な保持力は得られないだろう。
足パーツを外す。ここにセーム側を巻きつけ加工する。幅9mm長さ90mm(およそでいい、長さは20mm位余る筈だ)に切ったセームを瞬間接着剤で貼る。
貼り付け完成見本。横側の頂上部(赤矢印部分)を基準に後ろ、前へと貼っていくと貼りやすいだろう。
細い注入パーツを使用し奥でしっかり接着させる。棒等を使ってきっちり足パーツにセームを貼ってやる。
貼り終わり接着剤が固着したらカッターを使用して飛び出していた部分のセームをカットする。ここで柔らかいセームは切りにくく、逆に接着剤を吸ったセームは硬い。作業が大変しづらいので手を切ったりしないよう細心の注意をしよう。
再びスネ部分を装着するが、このとき折角装着したセーム側をスネ側の球部で剥がさないように注意しよう。僅かにセーム革が見えるが、肌色系統なので汚い感じではない。パーツ同士の取り付けが窮屈になったことと革の摩擦抵抗のおかげで十分な保持力が確保できた。同居1年のオビツ60と比較したらオビツ同等、場所によっては(Libidollの保持力が区間によってムラがある)それ以上の保持力が確保できた。
靴などに細工しなくても、もう普通に自立できる足首の保持力が確保できた。これで気持ちよく年が越せる、足首の保持力に不満がある方は試してみてください(勿論、自己責任でね)。
追伸:残った革はカメラの手入れに使えるので端を綺麗に処理してカメラ用クロスとして使おう。