Libidollに徹底的に接した感想と中間評価

2014年6月11日 0 投稿者: dollman_senoo

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 Libidollが我が家に来たので早速先週末に北陸へと行ってきた。写真集の方に「Libidoll IN 北陸」として全8話の写真日記を掲載したが今回コアにlibidollと接した感想などを書いてみようと思う。

 服を脱がせるのが超簡単

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 この娘の上着を脱がせるにはどうすれば言いか?掌を持って腕を引っ張り抜くだけでいいのである。大きな掌が袖を通らないとか、腕を曲げたり後ろ持っていく必要も無い。数分かかる作業が10秒ほどで終わってしまう。言葉では分かっていたが、お風呂撮影時に脱がせたり着せたりして実感できた。この原稿を執筆前に別の一般ドールの服を着替えさえたが、一度Libidollの脱衣を味わってしまうと面倒で仕方ない。ドール愛が足らないと言われてしまいそうだがそれ位の差。

 関節を設計以上に曲げられる

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 左のような写真を写真集に掲載した。ドールがかなり上を見ている写真、普通の関節なら中々この角度を作れない。しかし種明かしをしてしまうと右の様に関節に詰め物をして浮かして撮影している。こんなアイデア次第で従来以上の表現が可能なのもマグネット関節。従来無かった物だけに色々アイデアが生まれそうだ。

 耐水性は過信しないように

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 普通の球体関節と異なり隙間、穴が少ないので一般ドールに比較して水濡れした際の処理が楽。しかし全く無い訳ではなく胴の分割面もあるし、球体部分には行程で生まれるピンホールもある。軽く水をかける位なら耐水性を実感できるだろう。しかしドボンと水没させたら色々面倒だと思う。またウィッグは普通のウィッグ、この撮影のあと乾かすのに苦労したw。

 ドライヤーは買っておけ

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 これは長所でも欠点でもないが、Libidollを楽しむならドライヤーは一本あったほうがいい。

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  左が変形したもの、右がドライヤーで暖めたあと。 

 関節が強力なマグネットになっているので球体部分が少しずつ変形してくる。そこでドライヤーで暖めてあげると元の形に復元する。手などを使って形を整える必要は無い、ただ暖めてあげると自然に戻る。

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 またドールアイを装着するマスクからドールアイを着脱するとき、ドールアイを交換する為に頭頂部を着脱するときもドライヤーは必須、今はまだ暖かいのでマシだが、冬のワンフェスの時はスタッフの人が暖めて着脱しているのを目撃した。

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これ位で十分、コンパクトに収納も可能。日本で使うときは電圧を100Vに切替えないと風が弱いので注意。

 外で撮影する際、Ver.1改の自立は風に負けた。

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 外ロケする人で気になるのは自立性能だろう。室内では自立したので実際外に持ち出したところかなり弱い風でも倒れてしまった。家に戻り写真のようにマスキングテープで完全に固着すると片足が浮いているにも関わらず自立する。ボディバランスはいいのに足首が弱い証左だ。

 そこでこの加工で靴前側の厚紙で加工している部分を1mm厚のプラ板に交換して足首の強化を図った。かかと側は既にクレジットカードで十分な強度があるのでそのままとした。

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 その結果、額を1cm位押し込んでフラつかせても倒れなくなった。微風くらいは大丈夫そうだ。しかし長時間自立させると倒れてくるので撮影が終わったら速やかに座らせる、立たせたままお留守番させないなどの配慮が必要だ。

 ノーマル状態での自立野外ロケは無理だが、ボディ自体のバランスは大変いいので加工でかなりの対応力を備える。しかし長時間の自立が不可能なので自立ではオビツの方が有利。

 しかし関節の着脱が簡単なLibidollなのでメーカーから可動範囲は少ないけど頑丈な自立用の脚を発売してもいいだろう。冬のワンフェスで正座パーツとか作りたいとスタッフが言っていたので夏のワンフェスに行く機会があったら具申するつもりだ。

 手持ち撮影は膝上推奨

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 この様に片手で持って記念撮影する人もいると思うが、この場合持つ場所は膝上推奨。膝下の場合膝から崩れて膝から上を落とす可能性がある。絶対落ちるわけではないのだが、持ち方や姿勢により何回か落としてしまった。運が悪いと落とした瞬間に首が取れ転がったりLibidollちゃんが可哀相なので注意してあげて欲しい。簡単に外せるメリットの裏返しで欠点ではないが注意点。

 一本支えの可能性

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 先述の通り、微風でも倒れてしまったのでこの記事後半にある指示棒による支えが大変役に立った。部屋で実施したときはペン先が滑ってしまったので耐震マットを敷いてあるが、実際外で撮影すると路面には想像以上に凹凸がありうまくペン先が引っかかってくれた。この様な三点支持になるとボディバランスの良さが力を発揮する。写真の様に片足を曲げて片足が面で接していなくても立っている。指示棒はあると絶対便利。しかし膝裏に固定させる方法をもう少し改良してより簡便に、確実にしたいところだ。