スマートドールの三軸関節を検証してみた
スマートドールの手首、足首には三軸関節が組み込まれている。これまでのドールの大半は手、足側に回転できる機構の無い二軸関節だった。それでもある程度の表現が出来たのだが、これがあることにより手は表現手段が増え、足は自立性能が向上しそうだ。今回は三軸関節について検証してみる。
通常方向への傾き前へはこんなものだろう。本物の人間も曲がらない方向だ。 | 後ろ側へはこれ位曲がる。 |
上記のほかに三軸関節なので左右方向にも曲がる。外側へはこれ位。 | 内側へはこれ位曲がる。かなり曲がっているがこれがどのように役立つか。 |
この様に足を広げたとき二軸関節のドールだと足の裏側の内側でしか接しないが三軸関節のおかげで足の裏の面で設置が出来るのだ。
後ろのジュース缶は垂直の目安にして欲しい。足を大きく開いているので足が斜めになっているが、三軸関節によって足が内側に曲がっている。その結果足裏全体、面で接しているのが分かる。写真を見てもしっかり大地に足を踏ん張っている感じだ。自立性能が大幅に向上する。
真っ直ぐに手を伸ばすとこんな感じ。 | 上へはほぼ90度曲がる。 |
下へも約90度曲がる。ここまでは普通のドールと変わらない。 | 更にその状態で手のひらだけ回してみた。360度回る。二軸関節だと「おいでおいで」か「ばいばい」どちらかしか出来ないが、三軸関節のおかげでどちらの動きも可能になる。 |
手のひらを90度動かして撮影してみた二枚の写真。他は同じポジションだが、手の動きだけで彼女の訴えていることは全く別物になる。表情の動かないドール撮影の場合、ポーズによって喜怒哀楽を表現するしかないのだが、手は最も重要な場所のひとつ。ここがいじれると表現の幅が変わってくる、あとは撮る人のアイデア次第だ。
今回の三軸関節についてはお迎えのとき知らなかったのだが、先日公式ページを見てその性能を知り検証してみたものだ。新しいドールだけにまだまだ新しい発見があるかもしれないので開発者のこだわりや性能の高さを引き続き検証してゆきたいと思う。