古い60センチドールの状態を改善する

2013年6月24日 0 投稿者: dollman_senoo

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 オビツ60ベースのオリジナルドール。ベースは胴が3分割のボディなのでかなり古い、多分10年位前のもの。しかし大切な娘だけにいつもいい感じの状態を維持したいものだ。

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 以前「ぱんつ難民」と書いたとおり、AZONEのスタンダードが50センチに移行してから60用の衣装は日々減少を辿っている。アキバのAZONEでももうぱんつが選べない状態。そこで今回ボークスのDD用のMサイズを購入してみたが、胴回りが同じなので一応履くことが出来た。サイズ的には写真のように小さめなのでセクシー路線だが、緊急避難用には使える。

 ところで純正の白ぱんは古いぱんつなのでかなり汚れていて洗濯でも落ちなかったのでもうダメかと思ったが、ブリーチ漬けにしたところ白さが蘇りもう少し純正を使用することにした。(左の縞ぱんがDD用)

 ブリーチにつける際注意すべきことは漂白できるとあまり濃い溶液に付けると白を通り越して黄ばんでしまう。今回は500mlの水にキャップ半分ほど(これでもかなり濃い)を溶かし更に液体洗剤を少々追加してその中に1時間ほど漬け込んだ。汚れが落ちない時は歯ブラシなどで軽くこすってやるといい。

 なお縞ぱんのように色物は塩素系だと色が退色してしまうので酸素系漂白剤を使用すること。

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 次に足の付け根が緩んでしまい自立しない問題を解決。足側のネジを締めこんでも改善出来なかったので、軸を加工した。

 写真の矢印部分に瞬間接着剤をそれぞれ1滴滴下してへらで伸ばして乾燥を待つ。薄く延ばしたつもりでも0.0数ミリは瞬間接着剤で太くなるのでそれでいい。完全に乾燥したら足を取り付ける。完全に乾燥する前に足を装着すると動かなくなってしまうのであくまでも完全に乾燥してから。

 完全に乾燥の状態だが、安全に作業するなら完全に乾いたと思ったら水をかけるといい。瞬間接着剤は水分によって固着するものなので万一生乾きの時でも水をかければ乾燥する。

 手に瞬間接着剤が付着した状態で顔などを触ると顔を汚してしまうが、この部分に水をかけるときに手も水に浸せば手に乾燥前の瞬間接着剤が付着していてトラブルになる心配も無い。

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 ビニール一枚より薄い位の瞬間接着剤の膜が付いただけだが、足の関節もしっかりして再び自立させることが出来た。