ドール加工に色々使えるホットボンド
以前「エアドールの穴をホットボンドで補修する」という記事を書いたが、このホットボンド(グルーガンとも呼ぶ)は大変便利で他の工作にも色々使える。今回はホットボンドの特性を生かした使用方法を二つ紹介しよう。ドールの加工作業にも役に立つことがあるかも。
■ 普通の接着剤と違い浸透性が無いので布の貼付に
これは豆鉄砲のリボンだが、洋服セットに付属するリボンには金具が付いていなかったので普段はヘアクリップで留めていた。しかし保持力が弱かったり色々良くない。
そこで100均で髪飾りを買ってきて飾り部分を外し、金具のみの所にリボンを取り付けてみた。今回は金具にリボンを取り付ける際、ホットボンドを使用した。結果金具の保持力が上がり良好な感じだ。
ホットボンドは普通の接着剤のように布に浸透しないので金属やプラと接着するときこのホットボンドは具合がいい。この様に金具にホットボンドを塗ってリボンを貼ってしばらくすると接着する。冷えれば固まるので作業も10分程度で終わるのがいい。
■ 綺麗に剥がれるので仮止めなどにも役立つ
この三枚の写真は実験。肌色のパーツはソフビで出来た60センチドールの腕パーツだ。そこにホットボンドでペットボトルのキャップを接着する。きっちり接着したが、剥がすと綺麗にボンド部分が剥がれ腕パーツ、ペットボトルのキャップどちらにも跡が残っていない。溶剤系の表面を溶かすタイプと異なり跡が残りにくい。
(この実験はすべてのソフビ部品で跡が残らないことを保証するものではありません。また剥がす際、擦ることによりテカりが出ることなどもあります。)
これを何に使ったかというと「生乳ドールブラ 」の取り付けに使用した。「生乳ドールブラ 」はバンドが付いているのでそれで固定できるが、バンドによる固定だけだと動いてしまって上下に移動したり、左右に移動したりしておかしなことになる。そこでソフビと生乳ドールブラの間にホットボンドを挟み固定してしまおうという計画。バンド+ホットボンドでほぼ完璧な固定、撮影で一日連れ回しても大丈夫だった。
接着剤で表面が爛れたら可哀想だけどこれなら綺麗にはがれるので安心。温度の関係だと思うけどドールブラ側にボンドを落とし、ソフビに貼り付けたほうが強固な接着力が得られた、参考まで。