ＬＯＶＥＢＯＤＹの手をトレーニングハンドで表現する

　セブンエステが販売しているトレーニングハンドを利用してエアドールの手を作ってみようと思う。実際やってみるとカッターナイフ１本、接着剤不要の簡単装着が可能だった。ディテールもなかなか是非試してみて欲しい。

　まず台座をカッターナイフで切り取る。ソフトビニールなのでナイフで少しずつ切っていけば切れる。無理に力を入れて手を滑らせると怪我の元、注意して作業しよう。

　中のウレタンを手首辺りまで除去する。ウレタンは引きちぎって少しずつ掘っていくような感じだが、引きちぎりにくいのでこの様にカッターで切れ目を入れて・・・

　マイナスドライバーでこじると引きちぎれる。ソフビは丈夫だが、外側にナイフやドライバーが飛び出さないように注意しよう。

　切った台座と，手首付近まで掘り進めた時に出たウレタンの量。こちらは捨てる物なので参考まで。

　手首付近まで掘るとこんな感じになる。ウレタンの断面はガタガタでも構わない。ソフビの皮の断面は綺麗に越したことはない。

　掘った穴にLOVＥＢＯＤＹの腕を押し込む。腕の方が太いのである程度押し込めば、腕の弾力で固定できる。将来の拡張性を考慮して今回は接着を行っていない。握手して軽く腕を振ってみたが抜けないので多分大丈夫そうだ。

　モデルは「ラブボディ ミユ」だが、えあ★ますくと手が一緒に写るようにポーズしてみた。大きさはいい感じだ。

　前からもう一枚。なかなかのディテール。送料がプラス７００円かかるが両側で１６８０円。１／３ドールのボークスドールの換え手が２１００円ということを考えるとかなり安い。

　全体的に１枚。ＬＯＶＥＢＯＤＹにＳサイズの衣装だと少し大きいようだ。しかし手の感じは違和感無い。手の表現は色々試してみたが、コストパフォーマンス、装着加工の簡単さでも今のところこれが一番だと思う。

　ここで一つこの製品の注意点がある。これはフィギュアのような造形物ではなく、あくまでもネイルを練習するための道具だ。先日のレビューでも書いたが、私の製品にもひっかき傷のような汚れが付着していたし、写真ではわかりにくいが多少色味も違う。あくまでもその様なものを流用するという感じで注文すれば変に期待外れになることもない。

　その様なことを差し引いてもやはりこのディテールでこの価格は魅力的だ。またネイルトレーニング用なので爪チップも挿入できる。手先がかなりリアルなドールを作る事も可能だ。