ファンタスティックヘッド改「譲崎ネロ」

　ファンタスティック「ティナ」とララドールの組み合わせも同居しているが、これは「ミルキィホームズ」の「譲崎ネロ」化しようと思っていた。かれこれ１年近く経つけどやっとネロ化することにした。ちなみにこれは昨年のファンタスティック生産終了前に駆け込みでオーダーした私的に打ち止め（ラストオーダ）の娘。

　ファンタスティックは目の彫り込みがあるので宇佐羽えあみたいに自由にレイアウト出来ない。そこで「トレーシングペーパー」を顔に当てまず試作品を作ってみたが、イマイチ可愛くない。そこで現物に合わて切った試作品をスキャンして黒目の大きさなどを再検討する。

　写真は制作中のフォトショップ画面。左が失敗した可愛くない目、別画面にアニメのキャプチャー画像も表示させ雰囲気が出る様に検討している。右が白目を描いたところ。しかし見て貰えば分かるが目の形が違うのだ、完全にそっくりにはならない。出来る限る雰囲気を出していこうと思う。

　これが出来上がった目。クリックした画像は350dpiでＡ６用紙に印刷出来る。

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　今回使用したインクジェット用シールは「Too 耐水ホワイトラベルG (A4：5枚入） IJWP-001A4」四等分するとA6になる。また私は外でロケをするしインクが滲んで顔に付着は嫌なので一番耐水性に優れる（Too社調べ）物を選んだ。

　作業は白目以内をシールによって表現し、表情を変えようと言うもの。ちょっとした歪みによって表情が変わってしまうし、生産中止のファンタスティックだけに失敗が許されない。作業はドールを寝かして落ち着いて実施する。

　グレーの線に沿って切り抜いた目を上辺を基準に貼り付ける。若干大きいので目の窪みに合わせる様に縁を爪やナイフの背で押さえて余る部分を明確にする。

　上の作業で明確になった余り部分をナイフでカットする。私は「オルファ アートナイフプロ 157B」が使いやすいと思う。いずれにしても一つ言えることは良く切れるナイフで刃を入れるのは最小限にすること。ためらい傷みたいな物が本体に付いたらよろしくない。良く切れるナイフならソフビに殆ど傷を付けることなくシールだけを切ることが出来る。あと少し位はソフビに刃が入っても問題ない。

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　完成！ネロの特長である舌もステッカーで表現した。しかし曲面に貼ってあるので剥がれやすい。強度のある両面テープでの固着とか検討の余地あり。

　白目以内のみの変更なので完全にネロにはなっていないが、たったこの部分の表現でも雰囲気が変わる。ドールの顔を作るのはとても精巧な作業だと思う。とりあえずウィッグは似た色の物を用意したが、アホ毛と左右のチョロンと伸びた毛を作らなければならない。

　１００％ネロではないが、ネロの元気そうな雰囲気は出たかな？あとはうまい棒を持たせて・・・。

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