反面教師、自己流綿詰め時の失敗写真集

2012年10月5日 0 投稿者: dollman_senoo

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 これは綿詰め失敗写真の写真集だ。自己流で綿詰めをして失敗した写真をアップするので反面教師にして貰えたら幸い。先日書いたnamacoの指南書を読んで実践した成功写真も後日アップする予定。どう仕上がるかそのとき比較して貰えれば嬉しい。

 冒頭の写真は背中を切開して綿詰め作業をした時の写真。綿を詰める際に力がかかり切開部が広がってしまった。こうしたトラブルを防ぐため指南書には端部の処理方法も書いていたのだが、そんな事は想像も付かなかったのでこの有様。ビニールをただ切るだけだとこうしたトラブルも発生する。処置の方法は聞いてしまえば至って簡単な方法なのだが、試行錯誤を繰り返して編み出したnamacoさんの「知的財産」(?)だと思うのでここでは種明かしは出来ません。ごめんなさい。私が考え出した事なら積極的に公開しますが・・・。

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 背中を養生テープで塞いだ。世の中には色々なテープがあるが、糊が溶け出したり、ベタベタになって剥がれなくなるテープもあるのでこの「パイオランクロス 床養生用テープ 白 Y-06-WH 50mm×25M
」みたいなのがオススメ。引っ越しの時業者が養生材などを壁に固定するテープだけど糊が残りにくいテープ。数ヶ月経ってもきれいに剥がせた。namacoセットにはファスナーがセットされてくるのでこれを装着するときれいに仕上がる。

 えあタイツを装着するので見た目はいいやとこの工法を採用したが、やはり愛が足りない見た目であることは否めない。あと愛と言えばnamacoの指南書は「綿と一緒に魂を込めろ!」と書いてあったが、ここには写真がないけど、綿詰め最中に部屋にあった糸くずは混入していた。ゴミを混入してどうする!!糸くずでまだ良かったが、縮れた毛などが入ってしまうと泣くに泣けないと思うので部屋を掃除してから作業をするといいと思う。

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 こんなものだろうで詰めた綿。namacoセットでは1500g入りで1200~1500g使用する様書かれていたが、この時使用した綿は1000gちょっと。その時はいい感じだったと思っていたのだが、抱いたり触っているうちに綿が引き締まってきてすかすかになってしまった。後日詰め増ししたところ1350g位使用したのでやはりnamacoの分量は適切だったと実感。

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 足の部分。作業の時はこれでOKと作業例用に撮影した写真だったが、この料では少ない。もっと多めに入れる必要があった。

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 肩の部分。こちらも作業当時はこのくらいでOKと思って撮影したが、このあと綿が締まるとスカスカになってかなり綿を追加した。

 作業時に結構いい感じに詰まった、と感じても時間が経つと綿が締まってスカスカになる。これは頭部のみの綿詰めの時も感じたが、1回で作業を終わらせるなら堅め位に詰めた方がよい様だ。あと詰め増しの事を考えてファスナーを装着するとか、作例の様に養生テープで剥がす事を想定しておくと詰め増しの時苦労しなくてすむ。

 namacoのセットは初心者向きで初心者にはお勧め、失敗の確率は減ると思うけど、自分で綿を用意する時は綿の詰め具合とか私が失敗した事例を参考に似て貰えれば幸いです。

 綿詰め後の感想はやはり萎む心配がないのはいい。どうしても毎日触っていると脇からエア漏れがしやすいみたいなので朝完全に脱力状態になっている姿を見た悲しさを考えればこれは大きなポイント。また膨らませる度にマスクの位置で顔が微妙に変わったりしていたが、それも解消される。

 逆に欠点は1キロ以上の重さになる訳です。空気ドールのフワフワ感が無くなる事かな。これはずっしりした重量感がある方がいい人もいると思うので好みの問題かもしれないけど。あとビニールの風船も空気圧で綺麗なボディラインになるよう計算されているので綿の偏りによりゴツゴツ感が出る。このあたりは綿詰めのテクニックで軽減できるんだろうけど空気圧で均一に内圧がかかっているオリジナルの方が足のラインとかは綺麗な感じがする。