TPEドールの裂けは半田ごてで補修できるのか?
TPEドールが万一裂けた場合、あるいは切開等が必要だった場合、口を溶着することは可能なのだろうか?試しに半田ごてを使用してやってみたところ溶着は可能だった。(※シリコンドールは成分が違うので出来ません)
勿論愛ちゃんを故意に切って・・・とか出来ないので付属のオナホ(見た感じ同じ材質)をカッターで切りさらに手で少し裂いて作った傷がこちらだ。
今回は55Wの半田ごてを使用したが、「goot パワーコントローラー PC-11」で最も低い温度にした。もっと低い温度でも溶ける様だが、自分の現状ではこれが最も低い温度に出来る手段だったので先に進む。
傷口に半田ごてを刺し、表面が溶けたのを感じたら引き抜く。時間で0.5~1秒位だ。
傷口を張り合わせる様に押さえ付け、冷めるのを待つ。
参考までに引き抜いた半田ごてにはTPEが溶けて残っている。また煙はTPEが気化したもの。もっと温度が低くてもよい感じだ。
直線上の裂けの場合、何度かこの作業を端から順に繰り返し行うと傷口が塞がる。傷跡ははっきり残っているが、溶着は出来た。
素材同士が溶けてしっかり付いているので引っ張りにも耐えられる。
TPEドールは素材を高温で溶かし、型に入れて作っている。なので高温にすると柔らかかくなることは知識としてあったが、こうしてやってみると補修も可能そうだ。
しかし傷口をより綺麗にするために半田ごての温度をもっと下げる、こて先の形状がマイナスドライバーの様な形状の方がよりよいのだろうか、溶着後の仕上げ処理などの課題もある。また今回は家にあった半田ごてを使用したが、TPE専用に用意しておいた方が、ドールの肌が汚れなくて済みそうだ。
今回の記事は正解がありそうな方向のベクトルを指し示したレベルの記事で、こての形状や温度、当て方、動かし方などにより完成度はかなり異なると思います。試行錯誤してよりよい方法を見つけて貰えれば幸いです。
またTPEは樹脂をオイルで溶かした物質です。高温になると発火、引火する様な記事をネットで見かけたことがあります。作業の際は細心の注意を払って作業してください。