ドールの視線を追え!目線ブラケット
写真を撮影する時は構図、露出などに気を配ると思うが、ドール撮影の場合もっと大切なものが目線だ。意図する方向に目線が行っているか?それによって写真の雰囲気はがらりと変わる。
ところでカメラの「オートブラケット」という機能をご存じだろうか。現在はパソコンで少し位の明るさの調整は簡単に出来るが、フィルム時代は簡単に補正が出来なかったのでカメラが自動で適正露出と前後0.5~1段位で露出を変えて撮影してくれた。現在ではホワイトバランスのブラケット機能もあるが、ドール撮影の基本である目線も後で見ると微妙にずれていたりすると雰囲気が変わるのでこのブラケット機能よろしく前後で撮影しておくことをオススメする。今回は目線ばっちりの写真のあと上下左右で計5枚の写真を撮ってみた。僅か数センチカメラの位置が変わるだけでドールの表情が変わるのが面白くもあり、難しいところでもあるのだ。
カメラを意識してこっちを見ている写真。慣れている人はそうでもないが、意識していなかった人はなかなか難しいかもしれない。ここだと思って撮影しても、モニタで見るとずれているということが私も最初は続発、今でも初対面の娘は少し意識しないと撮れない。しかし我が娘なら暫くするうちに慣れて簡単に撮れる様になるでひたすら練習をしてみよう。この娘がどこを向いているのか、常に意識して撮影するとドールの表情がグッと生き生きしてくるのだ。
右にずれてみると、何かに気を取られている様な表情になった。
左にずれると、何か物言いたげな雰囲気になった。
上から撮ると目線が弱々しくなった。見下ろすと小さい、可愛いといった雰囲気にもなります。
下から煽ると文句を言っている感じになった。「脱衣所から私のパンツ持っていったでしょ?」と怒っているみたいです。そんなことしません・・・多分。